ガサガサ踵を卒業!ケラチナミン等、市販薬で柔らかくする最短ケア

「お風呂上がりに毎日クリームを塗っているのに、翌朝にはもうガサガサ……」

「ストッキングを履くときに伝線しそうで怖い」

そんな悩みを抱えていませんか?

それ正しくケアできていないだけかもしれません。

塗っても直らないのには理由がある、それは角質の厚膜化。

30代以降は皮膚のターンオーバーが遅れ、剥がれ落ちるはずの古い角質が層になって蓄積します。

厚さ数ミリになった角質は、いわば硬い皮の板。普通のボディローションでは浸透せず、表面で滑っているだけです。

まずは角質を柔らかくして、浸透させるための通り道を作ることが不可欠。

【徹底解説】30・40代が選ぶべき市販薬・成分比較表

市販のクリームにはそれぞれ得意分野があります。

今の自分の状態に合わせて選ぶのが最短ルートです。

商品名(一例)主な有効成分どんな状態にいい?特徴・成分の働き
ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム尿素ガサガサ・コチコチ角質除去・柔軟
硬くなった古い角質を溶かして、水分を呼び込む
ユースキン(指定医薬部外品)ビタミンE・グリチルレチン酸ひび割れ・あかぎれ血行促進・消炎
亀裂が入って痛い時、血行を良くして肌の修復を早める
ヒルマイルド クリームヘパリン類似物質乾燥・粉吹き深層保湿
肌の内部から保水機能を高め、バリア機能を整える

迷ったらまずは「尿素」をチェック

30〜40代の「塗っても浸透しない」原因の多くは角質の厚膜化です。

ケラチナミンコーワに代表される尿素配合薬は、タンパク質を分解して角質を柔らかくする「角質柔軟作用」があるため、浸透の土台作りに最適です。

忙しい人のための「ついで」にできる3ステップケア

わざわざ時間を取る必要はありません。

お風呂上がりから寝るまでのルーティンに組み込みましょう。

STEP 1:お風呂の中で「ふやかす」

わざわざ削る時間は不要です。湯船に5分浸かるだけで、角質は水分を吸って柔らかくなります。

NG行動として乾いた状態の皮膚をヤスリで削るのは絶対にしないでください。肌が悲鳴をあげてさらに硬くなってしまいます。

STEP 2:お風呂から上がってすぐ「尿素」を塗り込む(15秒)

タオルで拭いた直後、まだ肌に湿り気があるうちにケラチナミン等を塗り込みます。この「15秒」が、翌朝の柔らかさを左右します。

STEP 3:靴下で「密閉」して寝るだけ(0秒)

ここが最大のポイントです。

クリームを塗った後、綿100%の靴下を履いて寝てください。体温で温まり、成分が蒸発せずに奥までじわじわ浸透します。

注意:こんな時は「水虫」かも?

「何をしても、何ヶ月も治らない」「皮がポロポロ剥けてくる」「小さな水ぶくれがある」という場合は、乾燥ではなく踵水虫(足白癬)の可能性があります。

この場合は市販の保湿剤では治りませんので、早めに皮膚科を受診しましょう。

角質が柔らかくなった後の「仕上げ&キープ」術

ケラチナミンケアを数日〜1週間ほど続け、指で押した時にかかとの弾力を感じるようになったら、次のステップへ進みましょう。

「攻め」から「守り」の保湿へ切り替える

角質が薄く柔らかくなった状態は、成分が浸透しやすい反面、水分も逃げやすくなっています。

尿素配合薬から、肌のバリア機能を高める成分へシフトします。

ヘパリン類似物質 (ヒルマイルドなど)肌自らの保水力を高め、乾燥しにくい土台を作る
ワセリン (プロペトなど)肌の表面に膜を張り、水分の蒸発を完璧にブロックする
セラミド配合クリーム加齢とともに失われる肌の「細胞間脂質」を補い、しなやかさを保つ

週1回の「ご褒美」ピーリング

角質が溜まりやすい30〜40代は、定期的なケアが有効です。これは皮膚へのご褒美ですね。

スクラブ洗顔を使用して、お風呂で優しくマッサージすることで、古い角質が溜まるのを防ぎます。

クリームをたっぷり塗った後、ラップで10分包む「集中パック」を週末に行うだけで、皮膚が保湿されサロン帰りのような質感が持続します。

摩擦と圧迫から守る「生活習慣」

柔らかくなったかかとも、刺激を受けるとまた硬くなってしまいます。

フローリングとの摩擦は角質を厚くする原因となるため、クッション性のあるスリッパを履いて保護しましょう。

かかとがパカパカ浮く靴は、摩擦を増やし皮膚へ刺激を与えます。靴のサイズを見直しましょう。

忙しいあなたへの「継続」アドバイス

「毎日フルケアは無理!」という時は、これだけでも守ってください。

「お風呂上がり、顔に化粧水を塗るついでに踵にも何か塗る」

これだけでOKです。専用のケアを毎日しなくても、一度柔らかくなったかかとなら、日々の「ついで保湿」だけで十分美しさをキープできます。

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