50歳からの危機管理!帯状疱疹の痛みと後遺症を防ぐために

帯状疱疹は50歳を過ぎると発症リスクが高まる病気です。

昔は帯状疱疹に罹患することはあっても、昨今のように問題になることは少なかった。

なぜ帯状疱疹が注意しなければならない疾患になったのだろうか。

この記事では帯状疱疹とは何かから予防接種を受けることが推奨されている理由を解説していきます。

帯状疱疹とは何か

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。

子どもの頃に水痘に罹患し治った後もウイルスは体内の神経節に潜んでいて、加齢、ストレス、過労などで免疫が低下した時にウイルスが再び活動し始めると帯状疱疹が発症する。

日本人は9割以上の人が水痘ウイルスを持っていると言われています。80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われている。そのため誰でも発症するリスクがあると言うことです。

ナチュラスブースター効果

昔はナチュラルブースター効果があり、帯状疱疹を発症する人は少なかった。

2014年から開始した水痘ワクチンの定期接種化の影響で子どもが水痘に罹患することが減ってしまったため、ナチュラルブースター効果が得られなくなった。

帯状疱疹の症状

帯状疱疹の症状はどういった症状を思い浮かべますか。

ピリピリと痛みが出る、発疹が出ると言うことを想像しますか。

初期症状のサイン

全身症状

帯状疱疹の経過

帯状疱疹はどのような経過を辿るのでしょうか

通常は1ヶ月ほどで正常な皮膚に戻ります。

しかし、重症な場合は色素沈着や瘢痕が残る場合もあります。

帯状疱疹は人にうつるのか

帯状疱疹は空気感染などで人にうつすことはありません。しかし水ぶくれの中にはウイルスが含まれているため、水痘に罹患したことがない人、水痘ワクチンを接種していない人がこのウイルスに接触すると水痘を発症する可能性があります。

どんな人にうつさないように注意しなければならないのか

妊婦が水痘に感染した場合、胎盤を通して胎児にもウイルス感染を起腰様々な影響を及ぼす可能性があります。妊娠週数によって異なるが、流産・先天性水痘症候群・早産・胎児発育不全・乳児期帯状疱疹・新生児周産期水頭症などが起こる可能性がある。

先天性水痘症候群の児とは

特に問題となるのがこの先天性水痘症候群です。

妊娠20週以前の水痘初期感染によって発症する下記の障害を引き起こします

  • 皮膚の瘢痕
  • 四肢の形成不全
  • 目の障害
  • 中枢神経障害

発症率は1〜2%と低いですが、発症すると重篤な後遺症を残すリスクが高いため注意が必要です。

帯状疱疹の治療

早期発見・早期治療が基本です。

初期症状のサインに気づいたら自己判断せず医療機関に受診するようにしましょう。

早期治療することで、神経痛などの後遺症を防ぐことにつながります。

帯状疱疹を予防すると言う選択もあります。

特に50歳以上の人は発症するリスクが高まるためワクチン接種が推奨されている。

なぜ帯状疱疹は予防をした方が良いのか

重症化するリスクを抑える意味もありますが、帯状疱疹の症状である帯状疱疹後神経痛の予防することが一番大きな役割です。

帯状疱疹後神経痛とは何か

特に50歳以上の帯状疱疹罹患者は帯状疱疹後神経痛に移行しやすい。

加齢とともに移行率は高くなるため注意が必要。

予防接種の役割

予防接種はよく耳にしますが何のために予防接種しているのでしょうか。

予防接種することで私たちに利益となるため推奨されています。

予防接種とは何か

ワクチン接種したからといって病気にかからないと言うことはありません。ただ重い症状になることを防ぐと言うことです。

定期接種と任意摂取

定期摂取と任意摂取は何が違うのでしょうか

定期接種とは法律が摂取を勧められているワクチンのことです。

集団予防、重篤な疾患の予防に重点を置き。本人(保護者)に予防接種を受けるよう努力義務がある。

任意摂取は国が使用することを認めているが、予防接種法で規定されていないワクチンのこと。

原則自己負担で摂取します。しかし助成金が受けられる可能性があるため市区町村で確認すると良い。

帯状疱疹ワクチンの種類

帯状疱疹ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類がある。

生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン)
不活化ワクチン
(ジングリックス)
接種回数1回2回(通常2ヶ月の間隔をおく)
接種部位皮下注射筋肉内注射
有効性50〜70%97%以上(50歳以上)
長期予防効果約5年(徐々に低下する)9年以上
費用800〜8,00040,000以上(2回分)
接種してはいけない人妊娠している人
免疫抑制の治療をしている人
アナフィラキシーのある人
発熱、急性しっかんの治療中の人

対象はどちらも50歳以上の方です。

基礎疾患がある方は、医師と相談してください。

ワクチンの副反応

ワクチンと言う異物を体内に投与するため副反応がでる可能性があります

副反応が起こる原因はワクチンが体内に入ることで強い免疫を作って体を守ろうとする働きがあるからだと考えられています。

副反応が出たら医師に相談し痛み止めなどの処方をしてもらいましょう。

症状が続く場合はすぐに医療機関に連絡してください。

まとめ

帯状疱疹は、ただの皮膚病ではなく、生活の質を著しく低下させる慢性的な痛みを残す可能性のある恐ろしい病気です。

予防接種する意味

  • 50歳を過ぎると高まるたいじょうほうしん発症リスクを抑える
  • 将来の苦痛や高額な治療費を避けられる

健康を守る

  • 帯状疱疹後神経痛という慢性的な激痛の後遺症を防ぐ
  • 仕事や趣味・旅行など充実した生活を長く続けるために重要

ご自分の体質・費用・求める予防効果を考えかかりつけ医師と相談した上でご自身に合ったワクチンを選びましょう。

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